昨今、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、人々の暮らしや経済活動に大きな影響を与えています。政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議ではNew Normalにおける基本的な感染対策にマスクの着用が挙げられています。それにともない、PCのログイン、施設の入退場や公共機関などにおける本人確認の用途で幅広く使われている顔認証にも対策が求められています。
従来の顔認証エンジンは、マスクやサングラスの着用により顔の一部が隠れることや、明るさなどの認証環境によって認証精度にばらつきが出るなどの課題があったが、これまでのアルゴリズムに深層学習の手法を加え、目元やこめかみ、鼻筋などマスクやサングラスを着用しても隠れない部分の本人特徴をより正確に捉えることで、厳しい認証環境における認証精度を従来比で10倍以上向上させた。顔認証は目、鼻、口などの位置や形、大きさなどの特徴点を抽出し照合を行いますが、マスクで覆われていない目の周辺に重点を置いて特徴点を抽出、照合します。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、感染症対策の必要性が大きく高まりました。しかし、対面による感染症対策では、担当者が感染リスクに晒されるだけでなく業務負担も増加することが課題となっており、感染症対策の持続的な実施のため省人化・効率化が急務となっています。そこで、温度/マスク検知機能付き顔認証端末・消毒液ディスペンサー・簡易型フラッパーゲートを組み合わせることで、省スペースで効率的な感染症対策の実施を可能にする「感染症対策ゲートパッケージ」をクマヒラで開発されています。
感染症対策パッケージの概要】
「感染症対策ゲートパッケージ」は、温度/マスク検知機能付き顔認証端末と消毒液ディスペンサーを搭載した「感染症対策スタンド」と、「簡易型フラッパーゲート」によって構成されます。
◆感染症対策スタンドについて温度/マスク検知機能付き顔認証端末は、通行者の体表温度の検知だけでなく、マスク着用の有無を検知することも可能です。マスク着用状態での顔認証機能も備えているため、事前に登録していた場合は本人確認を行うこともできます。消毒液ディスペンサーは、温度/マスク検知機能付き顔認証端末との連携に対応しており、温度・マスク着用・本人確認を完了した人に限定して消毒を実施する運用が可能になります。
・マスク着用しながらの検温が出来る機能
不特定多数の方が利用する店舗や施設で
発熱検知とマスク着用を呼びかける機能です。
これは私が罹っている病院の玄関でも設置している機器でもあります。
体温を瞬時に測定。基準値を超える発熱者を検知した場合は本人に音声でお知らせします。管理者にもメールで通知可能。AI顔認証技術の拡張によりセキュリティ対策や勤怠管理などとの連携も可能です。
「ご入店の際はマスクのご着用をお願い致します。」
「すべての方にマスクの着用をお願いしています」等、マスクを付けていないとアナウンスされます。
顔認証は、顔の目、鼻、口などの位置や形、大きさなどを特徴点として抽出・登録し、これをもとに照合を行います。なりすましが困難なためセキュリティが高く、利用者が希望すれば特別な動作を必要とせず自然に認証することができます。また、画面やキーボードに触れる必要がない「非接触方式」で認証できるため、衛生面でも優れています。
顔認証技術とサーモグラフィーカメラ機能を組み合わせ、カメラに映った人物の熱分布を取得し、そのうち最も高い部分を温度として表示することができる。パートナーである海外スタートアップは、世界レベルで感染拡大が始まった今年の2月半ばにこの追加機能の開発に着手、3月上旬には完成させたという機器システムです。それを組み込んだソリューションが「SenseThunder」です。顔を3Dの立体画像として捉えることができ、マスクをしていたり、横を向いていたりしても認識できます。カメラを注視する必要はなく、通り過ぎるだけの自然な動作で利用できるというのが大きな特徴です。しかも、検知スピードは体温表示も合わせて0.5秒と高速だ。表示される体温も±0.3℃の精度を誇ります。
そして何よりコンパクトである事です。本体は少し大きめのスマートフォンサイズといった大きさで、その上部にサーモグラフィーカメラが取りつけられます。スタンドに設置して社屋のロビーに置いたり、入退館ゲートに増設したり、執務室のドア前に設置したりする事が可能です。
セルフで測定を行い、設定温度以上で音声と画面に警報を発します。
さらに、マスク着用の有無や顔認証も瞬時に行いゲートと簡単に連携できます。
スタンドアロンで50000人の顔データベースを登録可能ですので入退出管理も一緒に可能な非接触型測定・顔認識装置です。
利用箇所は、お店の入り口、オフィスビルのロビー、役場の入り口、病院の受付、アリーナの入場ゲート、セミナー受付、建設現場、公園などで専任の
スタッフを必要としません。他にも、測定やマスク着用を必要とする場所に簡単に設置できます。
AM520RTはタブレット一体型の非接触式セルフ測温・顔認識端末です。
端末の前に立つだけで1mの距離から0.3秒、±0.3℃の誤差で表面温度の測定を行い、発熱リスクやマスク非着用を検知し、1秒程度で音声と画面表示で警告を発します。
また、5万人までの顔認証、測定結果の個人記録、自動ゲート連携に対応。
受付や入場口等に設置することにより、常駐スタッフ不要で発熱リスクを検知し、ウイルスの感染拡大防止に寄与します。
【特徴】
■セルフ認識で温度と顔認証とマスク着用を瞬間判定
■IP65(防塵・防滴対応)で屋外設置も可能
■ホスト端末との連携も可能
■VESA変換プレート(オプション)であらゆるスタンドに取付可能
■管理ソフトを無償提供