博物館や図書館、スポーツジムやアミューズメントパーク、温泉施設など様々な施設で散見されるゲートですが、これらの自動化が進んでいるのは皆さん周知の事実だと思います。例えば、温泉施設であれば自販機で入浴料を支払うとチケットが出てきますから、そのチケットをゲートに通すと入館出来るという仕組みになっています。ただ、このようなゲートを導入するにはそれなりの費用がかかっているのも事実です。初期費用は多くかかるので、導入するにも入念に検討する必要はあるかもしれません。
しかし、ゲートを自動化することによって、以下に述べるような恩恵がもたらされます。
・現金を自動で回収
・入館者を把握・管理
・売上集計システムと連携することによる管理者の負担軽減
・非接触による感染拡大防止など
特に、入場者を把握することは、上記に挙げた温泉施設であればまだ良いですが、東京ドームなどの数万人を収容するような大型の施設で、入場者を目視で正確にカウントすることは困難のように思います。しかし、ゲートがあれば、入場者を正確に把握することも可能になるわけなのです。また、現金を回収するスタッフや入場者をカウントするスタッフを配置する必要がありませんので、人件費を削減することが出来ます。さらに、無人で行われるため人と人が接触することがなくなり、近年我々を脅かす感染症などの感染拡大を防止することも出来るのです。
このように、ゲートを自動化することはコストの削減に繋がるだけでなく、感染症の感染拡大を防止し、業務を効率化することが出来るため、長い目で見ればプラスになることばかりなのではないでしょうか?
それでは、安全面ではどうでしょうか?ここで再び駅の改札口を思い浮かべてみてください。駅の改札口はチケットをゲートに通すか、IDカードをかざすと改札が開く仕組みですが、残高不足などの不正があった場合はすぐにブザーが鳴るようになっています。このブザーが鳴ったにも関わらず改札を乗り越えるという方は、通常は少ないのではないでしょうか?
他の施設に配置されたゲートも同じような仕組みではありますが、セキュリティ面に関しても十分な対策がなされています。例えば、株式会社Fujitakaが提供するセキュリティゲートが甲子園歴史館に配置されていますが、甲子園といえば100年以上続いている歴史があり、実際に球児たちが使用した貴重な物品が展示されていることから、安全面でも十分に配慮する必要があります。このセキュリティゲートは、セキュリティカメラから遠隔監視することで、不審な人物や不正を行おうとする者がいれば、遠隔操作で入場を制限することが可能です。また、セキュリティゲートがあることで、不正の防止や抑止に繋がりますから、それだけでも導入する価値があるわけなのです。
さて、セキュリティゲートの導入を考えている方に、フラッパーゲートをご紹介します。
まずは、「フラッパーゲート」です。このゲートの特徴は、なんといってもスリム設計である点ではないでしょうか?通路幅は550mmから設定出来るので、ゲートにあまりスペースを取ることが出来ないという施設にも、対応可能です。ICカードやQRコードにも対応しており、認証された者であればスムーズに入場することができます。特に、図書館などに設置すれば、入場者を把握・管理出来るうえに、登録者のみが入場出来るため安全面にも配慮されていると言えます。
又セキュリティーゲートは、スキー場や競技場の屋外に設置することが可能で、-40℃~40℃の環境下でも正常に作動することが可能です。スキー場で言えば、リフト乗り場ではリフト券のICを読み込みますが、このときにフォト比較機能や高さセンサーで、チケットの不正利用を防止することも可能になります。
・おわりに
セキュリティゲートを導入することで、様々なコストを削減出来るだけではなく、経営面での負担を減らすことが出来ます。また、セキュリティゲートがあるだけでも抑止力となり、不正を未然に防ぐことに繋がるのです。
用途に合った様々な種類のセキュリティゲートがありますから、導入を検討している方は、どのゲートが合っているのか相談してみると良いかもしれません。